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SAT
SATとは?
SAT®(Scholastic Assessment Test)は、米国の大学進学希望者を対象とした共通試験で、非営利法人 である「College Board」が主催する試験です。
SAT®には、SAT論理試験 (SAT Reasoning Test) とSAT科目試験 (SAT Subject Test) の2種類が存在し、一般的にSATとはSAT論理試験 (SAT Reasoning Test) を示します。
(帰国子女枠で日本の大学を受験する際の合否に直接関係するのは、SAT論理試験 (SAT Reasoning Test) です。詳しくは各大学の募集要項をご覧ください。)
SAT®の開催回数
SAT®のテストは、米国内では1年間に7回実施され、繰り返し受験することが可能です。
SAT®の形式
テストは紙ベースで実施されます。各科目ともマークシートで解答、ライティングのエッセイは解答用紙に鉛筆で記入します。
SAT®の試験概要
Reading Test (Evidence-Based Reading and Writing)
長文のパッセージを読み、複数の選択肢の中から回答を選ぶ読解問題が出題されます。高校のカリキュラムに準じた内容が中心となり、出題されるパッセージには文学、歴史、経済学、社会学、心理学、地球科学、生物学、化学、物理学などの分野が含まれます。また、文章の中にはグラフや表などが提示され、データを解釈して回答する問題も出題されます。質問はすべてパッセージの内容をもとに答えられるようになっており、固有の知識は必要とされません。読解力と論理的な思考力が求められます。
Writing and Language Test (Evidence-Based Reading and Writing)
与えられたパッセージを読み、それぞれのセンテンスや文章全体の文法的な間違いや、文章の構造的な弱点などを見つけて修正する問題が出題されます。出題されるパッセージは、歴史、社会研究、科学のトピックについてのもので、質問はすべてパッセージをもとに答えられるようになっています。自ら問題を見つけて修正するという、高校で学んだことや大学で必要となる実践的なスキルが問われます。
Math Test
数学のテストは広範囲に及ぶ大学の専攻やキャリアで最も重要な役割を担うとされている「問題解決とデータ解析」「代数」「高度な数学への入門」(複雑な方程式の操作)という数学的に不可欠な3つの分野に深く焦点を当てた出題となっています。また、三角法と幾何学の問題も出題されるようになりました。回答は選択式またはgrid-in方式(回答欄〈grid〉の該当する数字を塗りつぶす方式)となります。なお、計算機の使用が許可されるセクションと、許可されないセクションの2つに分かれており、計算機を使えるセクションでは複雑なモデリングと推論に焦点が当たり、計算機を使えないセクションでは数学の概念の理解や、習熟したテクニックなどが図られます。
SAT® Essay (選択)
与えられたパッセージを読み、著者が読者を説得するための議論をどのように構築しているかを説明するエッセイを作成します。その際、著者が自らの主張を裏付けるために用いている証拠(事実や事例など)や推論、修辞法などを分析・考察して、回答する必要があります。パッセージに対する読解力や分析力、さらに説得性のある論理的な筆記能力が求められます。
SAT論理試験 (SAT Reasoning Test)の試験内容とスコア
セクション
制限時間
問題数
各テストのスコア
スコア
Evidenced-
Based Reading and Writing
Reading
65分
52問
10-40
200-800
Writing & Language
35分
44問
10-40
Mathematics
Math (計算機不可)
25分
20問
10-40
200-800
Math (計算機可)
25分
38問
Essay (選択)
50分
1問
Reading
2-8
6-24
Analysis
2-8
Writing
2-8
合計
180分 (230分)
154問
(155問)
400-1600
(エッセイは別途)
受験料
SAT®(R)$47.50
SAT®(R)with Essay $64.50
スコア確認 / 通知
スコアは受験日からおよそ3週間後にオンラインで確認できます。また、書面のスコアレポートが受験日から1か月以降に受験者宛て及び指定した学校宛てに郵送されます。
引用
https://www.path-to-success.net/sat-preparation